奨学金制度について
当院が加盟する神奈川民医連では奨学金制度を設けています。奨学生は大学では学ぶことの少ない社会問題に関する学習や、低学年のうちから臨床現場を体験する実習などを行います。また、毎夏に医学生のつどいを開催しており、全国の医学生と交流する機会を持つことができます。
奨学金制度とは?
神奈川民医連の奨学金制度は、医学生が充実した大学生活を送るため、経済的な援助を行う制度です。
奨学金の貸与だけにとどまらず、大学では体験できない病院・診療所・介護福祉施設などの地域医療の実践、フィールドワークなどを低学年から行うことができます。
また、社会情勢と医療の繋がりを奨学生活動を通して学習・体験できます。
この奨学生活動には様々な大学、学年の医学生が参加します。将来どのような医師になりたいか、自らの医師像・研修・医療についても共に語り合える仲間に、きっと出会えます。
詳しくは、神奈川県民医連のホームページをご覧ください。
奨学金制度について
神奈川民医連の奨学金は、私たちの医療活動や民医連綱領(医療理念)に共感し、卒業後、神奈川民医連で地域医療を担いたいという方を対象とした貸与型の奨学金です。
対象者 | 医学部医学科在学中の学生、または、医学部医学科への進学が決定している方で、本制度の目的をご理解・ご了承いただいた方。 |
---|---|
金額 | 1年生~6年生 月額80,000円 |
返済 |
奨学金支給終了の翌月から返済となります。原則一括返還を行うものとなります。但し、理事会が承認した場合に限り、貸与期間を上限として分割返済を認めます(年2%の利息が発生します)。 |
奨学生活動について
神奈川民医連には医学生の興味や関心に応える多彩な学習と活動があります。全国の仲間と交流し、いっしょに考えましょう。
奨学生ミーティング
医療や社会、様々なことについて学び、医師にとって必要な視点を育てます。
研修医やメディカルスタッフを招いての学習会や学生のリクエストによる学習も活発に行っています。
フィールドワーク
実際にその場へ行き、自分の目で見て、聞いて学びます。
医療以外のテーマも実感を伴う大切な機会になります。
これまでのテーマ
「プライマリ・ケア学会の見学」
「川崎平和資料館見学」
「ハンセン病について学ぶ国立療養所栗生楽泉園訪問」
全国的な医学生の企画
医学生のつどい
毎年、9月・12月・3月に行う全国的な医学生企画です。
医療だけではなく、患者さんを取り巻く社会のことなど、将来の医師像をともに考えます。
医系学生交流集会
年に一度、医系学生が集まり、職種の垣根をこえて医療職をめざす仲間とともに交流します。新たな価値観の発見や見識を広げる機会になります。
奨学金制度に関するQ&A
- 審査はありますか?
-
神奈川民医連の奨学金規定に該当しているかの審査があります。
必要書類を提出していただき、医師との面接などがあります。- 年度の途中からでも応募できます。
- 他の奨学金と併用可能ですか?
-
学生支援機構との併用は可能です。
その他の奨学金についてはお問い合わせください。
- 神奈川以外の大学でも利用できますか?
-
利用できます。
全国に民医連の担当者がおり、医学生をサポートしています。
- 返済免除規定はありますか?
-
あります。
神奈川民医連内の医療機関で一定期間勤務をすることで免除になります。- 一定期間は貸与期間によって異なります。
医学生向け学習会
神奈川民医連では、定期的に医学生ミーティングを開催しています。奨学生や、社会的な問題に関心のある一般医学生を対象とした学習企画です。医師や医療関係者からのレクチャーにとどまらず、医療や社会問題の現場で行うフィールドワークなど、様々な企画を行っています。また、学生によるPowerPointでの活動報告を毎回行います。活動の整理・まとめとアウトプットのトレーニングになり、他の学生の活動を聞くことで刺激を受けることができます。学習の後は参加者で懇親会を行い、他大学の医学生と交流を深めます。
これまでの記録や今後の予定につきましては、こちら(神奈川民医連facebookページ)をご参照ください