臨床研修医
A.T
川崎協同病院を志望した
理由を教えてください。
私は大学での実習中、どの科を回っていても魅力に感じるものがなく、悩んでいました。そのような中で、離島医療を経験する機会がありました。外来で老若男女の人が、様々な疾患をかかえて相談に来ていて、大学病院とは180度違う医療を目の当たりにし、そこで初めて私は疾患ではなく、人を診たいのだと気付かされました。
その後、初めて川崎協同病院に見学で伺った際、疾患ごとではなく、まさに1人1人を丸ごと診る医療を行っていて、私の理想とする医師像に近いものを感じたため、当院を志望しました。
職場の雰囲気を
教えてください。
当院は他の病院と比べると、職種関係なく、職員同士の距離がとても近いように思います。
医者同期は少人数ですが、職種の違う同期職員とも仲が良く、仕事後に食事に行ったりもしていて、良いリフレッシュになっています。
上級医の先生方も、皆さんお優しい方ばかりで、研修中気になった些細なことでもすぐに相談できる、良い関係性を築けています。研修のスタートを切るのに、当院は最適な環境だと思っています。
今までで一番印象に残ったエピソードを教えてください。
当院の当直は、最初の8回は上級医とともに行いますが、その後は基本的に研修医がファーストタッチで診ています。1年目の9月、当直にもだんだん慣れ始めて来た頃、診察後に急変してしまった方がいらっしゃいました。その時上級医の先生は必ず待機して下さっていて、コールで異常をお伝えするととすぐに駆けつけてくださり、その方は挿管され事なきを得ました。
緊急時、最初のうちは頭が真っ白になってしまうものですが、どんな時でも上級医の先生方がバックアップとしてついてくださるのが、心強かったです。
川崎協同病院の魅力を
教えてください。
当院は良い意味で小規模な病院で、科と科の垣根が非常に低いです。総合診療科で持っていた患者さんが急遽手術が決まると、指導医の先生方に「せっかくだから見て来なよ」と言っていただき、違う科の研修中であるのにも関わらず、術野に入らせて頂きました。通常の病院であれば、患者さんは転科したらそれで終わりになってしまいますが、この病院では科を超えて1人の患者をシームレスに見ることができる、それが魅力だと考えています。